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060.gif~「海の青さに 空の青 南の風に 緑葉の~・・・」(沖縄民謡『芭蕉布』より)
 この歌は“民謡”とは言っても、昭和40年(1965年)に発表された比較的新しい民謡です。しかも使用されている音階はレ・ラを使わない琉球音階ではなく、西洋音楽の流れを取り入れているとのこと。そういえばリズムも西洋風、三拍子の民謡なんて珍しいですよね。

 前置きが長くなりましたが、では、沖縄シリーズ<その3>。

 2日目058.gif、部屋のベランダから眺める青い海と青い空のなんてきれいなこと!思わず『芭蕉布』の歌詞が頭をよぎります。
 早速、ホテル前のビーチからグラスボートに乗ることにしました。
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 浜からほんの数百メートル離れただけで、サンゴの間を泳ぎ回る沢山の魚を見ることが出来ます。
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 そして前回“ひとりごと”に入れた名護公園と八重岳の桜を見て、沖縄通のイトコМちゃんオススメの“備瀬のフクギ並木”へ。防風・防潮、そして隣家の火災から守るために民家の周りに植えられたというフクギの並木をゆっくりサイクリングで回りました。並木の間から古民家がのぞき、琉球時代にタイムスリップしたようです。
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 備瀬の海岸からは海を独り占め!!あ、いえ、二人占め!!
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 さあ、お待ちかね、午後はいよいよ『美ら海水族館』でジンベイザメのジンタくんとご対面となりました。
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 どうです、この迫力!大きな水槽の中を悠々と泳ぐジンタくんには、何度見ても感動を覚えます。

 水族館を後にして今帰仁城址で桜を見、海中道路(島と島を結ぶ長い橋。両側に海が広がり、爽快なドライブが楽しめます。)から島を3つハシゴし、
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 そして夜は島唄ライブへ・・・と、還暦過ぎとは思えない、まるで阪急トラピックスかHISツアーのようなハード・スケジュールをこなして2日目も無事に終わりました。
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 ここ何年か雨女と言われ続けていたIZUMIさんですが、今回はすっかり汚名返上しました!おひさまのおかげで海の色がとてもきれいだったこと、皆さんにも伝わりました?
 が、今、私たちは悩みを抱えています。宗先生は「美ら海水族館の年間パスポートを買うか否か・・・」、そして私は「今度来るときはシュノーケルにしようかダイビングにしようか・・・」と。
# by izumihitori | 2014-02-02 23:23 | 旅行

日本一早い“桜まつり”

060.gif~「さくら~さくら~弥生の空は~・・・」

 日本人なら誰でも知っているこの日本古謡は、江戸末期に子供用のお琴の練習曲として作曲され、のちに本居宣長の和歌『敷島の』をもとに詩がつけられたそうです。
 「敷島の 大和心を 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花」・・・???なんか、“『敷島の』をもとに”と言われても全く違うような気も・・・ま、ともかく日本人の美意識は陽に匂う(=映える)素朴な桜の花にある、ということでしょう。
 
 今回の沖縄もちょうど緋寒桜(=寒緋桜)が満開時を迎えるとあって、はい、桜マニアの宗先生と欲張りなIZUMIさん、桜まつりを1日で3ヶ所ハシゴしました。

では沖縄旅行<その2>始まりです。

 まずは、本島中部の名護公園。ここのうたい文句は“日本一早い桜まつり”。2万本の桜が霞か雲かのようにボーッと斜面を彩り、日本画を見ているようでした。
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 緋寒桜は濃いピンク色と、丈が低いので目の前で花を観賞できるのが特徴です。ソメイヨシノもいいですが、沖縄の強い日差しにはこの緋寒桜はぴったり!!
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 さて、名護の桜を堪能した後は車で30分かけて標高453mの八重岳の桜を見に行きました。山頂へと続く道路の両側に並んだ桜は満開です。
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 が、公園や道路脇の桜は今ひとつ風情に欠ける、とのたまう宗先生・・・そりゃあそうですよね、桜には歴史と味わいが無いとねぇ・・・。
 で、私たちが一番楽しみにしていたのが今帰仁(なきじん)城址の桜でした。今帰仁城は13世紀に築城され、琉球王国が統一されるまでは北王の居城として栄え、16世紀に廃城となったそうです。現在も発掘が進み、2000年には世界遺産に登録されました。
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この石積みの城壁と、遠くに見えるコバルト色の海と、咲き競う桜・・・大満足の光景でした!!
 咲き競う桜は、緋寒桜と〇〇桜・・・。028.gif
# by izumihitori | 2014-01-31 20:51 | 旅行

 今年6月の麻生音楽祭で『コーラス銀の会』は沖縄音楽を集めて演奏することになりました。
 沖縄のコバルト色の美しい海、晴れ渡る空に映える赤い屋根瓦、南国の花々、三線(さんしん=蛇皮線)に合わせて歌われる哀愁を帯びたメロディー・・・そう、これらを皆さんに伝えるには、私が代表して取材に行かないと!!

 という訳で、使命感に燃えて1月23日(木)から26日(日)まで3泊4日で沖縄本島に行ってきました。結婚前から何度となく訪れてはいたものの、季節ごと、お天気の良し悪しごとに違った顔を見せてくれるのが沖縄旅行の面白さです。今回も取材の他にいくつか楽しみにしていたことがありました。
 まず、日本で一番早く咲く「寒緋桜」を見ること。そして、今や有名すぎるほど有名になった“美ら海水族館”でジンベイザメの「ジンタくん」に会うこと。琉球の歴史を残す「今帰仁城址」「勝連城址」に行くこと。白い砂浜と碧い海に癒されること。長寿の秘訣である沖縄料理を堪能すること。寒さから解放されてリフレッシュすること。等々。

 そこで「IZUMIひとりごと」読者の皆さんに質問です。今回の沖縄の旅、何回かに分けてじっくり読みたいですか?それとも一気にサラーッと見たいですか?
あ、じっくりがいい、はいそうですか、では何回かに分けてお送りすることにいたしましょう。これも皆さんのご要望ですから。

<その1>
 沖縄1日目。気温は20度を超えています。宗先生と私は、空港から車で約1時間半ほど離れた、沖縄本島中部にあるリゾートホテルに向かいました。
 途中の万座毛(まんざもう)のあたりで日が暮れかかり・・・なんて運がいいんでしょう、ここは夕陽の観光スポット!
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 そして沖縄民家風のステキなお店を見つけ、早速沖縄料理のオンパレードと相成りました。
 まず海鮮サラダ。プチプチっとしたのは海ぶどう(グリーンキャビアとも呼ばれている、沖縄地方特産の海藻)。実はこの下に何種類ものお刺身が隠れていて・・・なのに食べるのに必死で写真を撮り忘れてしまい、美味しさを皆さんにお伝えできないのが残念です。
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 ラフテーの温泉卵添え。ラフテーとは豚肉を皮付きのまま煮込んだ料理で、薄切りではなくある程度の大きさのある塊のまま、独立した料理として他の具材とは合わせず単品で供される点が特徴である。と、これはネットでの受け売りですが・・・。
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 そしてお決まりの沖縄そばとジューシー(沖縄風炊き込みご飯)。
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このほかに厚~いイカの天ぷら、ミミガー(豚の耳の皮の和え物)などをいただきました。少し予定より寿命が延びたかも。

 一日の締めくくりは『島唄ライブ』。「島唄」とは、あの“島唄”ではなくて、沖縄の歌全般を指します。今や「沖縄民謡」だけに留まらず、若い人たちは自分たちのアレンジで次々と新しい歌を生み出して行くあたり、島人(しまんちゅ=沖縄の人たち)のパワーを感じました。
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 ホテルに着くと・・・すっかり南国気分。
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 しめしめ、今ごろ東京の人たちは寒さに震えてるだろう!!と思うと笑いが止まらず・・・はい、すいません、本当のことを言うと、沖縄行きを決めたのはだいぶ前、去年の11月です。せっかく沖縄に行くのだから、沖縄の曲を編曲して銀の会でやってみようか・・・ってな流れだったような。
 いやいや、そもそも夏のコンサートツアーの時に、次回は沖縄に行こうとの話になり、下見のつもりで・・・いやいや、その前に、ジンタくんにすっかり魅せられている宗先生が、事あるごとに会いたい会いたいと言うもので・・・いやいや、前に沖縄で買った紅型のエプロンがボロくなったので・・・いやいや・・・

 タマゴが先か、ニワトリが先か・・・神様だけが知っている。
# by izumihitori | 2014-01-27 23:17 | 旅行

うま、いぇ、さる(去る・・・一応お正月なので干支にかけてみました015.gif)1月10日(金)、新橋演舞場で海老蔵の『壽三升景清』を観劇しました。入口の隣には縁起物の酒樽が並んでいます。
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客席に入ると、海老蔵特注の垂れ幕がかかり、いかにも「天下の海老蔵ここにあり!!」という雰囲気。いいんですよ、歌舞伎創始者の直系である海老蔵にはその位の顕示欲が無いとね。
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3列目の真ん中に陣取って、開演をまだかまだか、と待っているところ。
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演目はお正月にふさわしい華やかさがあり、数日前にテレビで海老蔵がこの歌舞伎の上演にかける先代から受け継いだ思いと意気込みを熱く語る特集番組を見たばかりなので、感激もひとしおでした。
それにしても、良いお席でした~!舞台全体の流れも分かるし、役者さん一つ一つの表情や、衣装の細かいところなどがよく見えて、舞台を独り占めしているような楽しさを味わいました。

ロビーに出ると縁起物の羽子板が・・・。
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そうそう、舞台上の雰囲気もこんなカンジでした。
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そして何より、成田屋さん(市川家)にだけ許されている有名な「にらみ」を間近で見ることが出来ました。「にらみ」は、一年分の邪気を払うと言われていますが、私たちも海老蔵さんに何度もニラまれたので、沢山の福をいただいた気がします。(成田屋さんの、その大きな目でギョロッとニラまれたら、悪霊もタジタジですよね。または、私たちが悪霊と間違われて払われちゃった???)

・・・それにしても、あんなに目をカッ!と見開いてリキんだら、どっかの筋が切れてしまうのではないかしら?と心配になります。

ところで、市川家の御曹司と結婚すると大変でしょうね。歌舞伎の芸を継ぐ男の子を産まなきゃならないプレッシャー、しかも、「にらみ」が出来る眼の大きい子で、自己顕示欲が強くて、しかも古語で意味のよく分からない台詞も丸暗記出来るような聡明な子、連日の舞台をこなせる体力を備えた子を・・・・・やっぱり、私はやめとこう!
# by izumihitori | 2014-01-13 01:52 | ひとりごと

子どもの頃住んでいた葛飾区のとある町の中心には、大きな映画館がありました。日活映画が来たこともあれば、洋画もたくさんかかっていましたが、何といってもウレシイのは「二本立て」や「三本立て」があったことです。何だか得したような気持になったものでした。近所のおじさんが休みの日になると一日中映画を見ている、なんてことは珍しくなかった時代です。(これ、別の事情があったのかも?子供だった私にはわかりませんでしたが。)
さて、今日の「ひとりごと」は2回分をまとめてお送りします。。。。ま、あまり「得した」感は・・・

今月4日から、1泊3日で白馬八方尾根スキー場に行ってきました。
ええっ?1泊3日?はい、夜行バスで行って着いた朝から1日滑る、ホテルに泊まって翌日また滑る、夕方現地を出て夜中10時半頃新宿に戻る・・・という、いわゆる「弾丸ツアー」です。(モタモタしてたら1泊4日のなっちゃうところでした!)
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大雪の予想がウレシイ誤算で大外れ、真っ青な空の下、私の憧れの北アルプスの山々がその雄姿を見せてくれました。八方尾根は、何といってもこのスケールの大きな大自然が魅力ですね。それも、見えるのは全部夏や秋に私が登った山々!一つづつ目で追いながら、その時の山行の思い出を振り返っていました。「一粒で二度美味しい」・・・ここは「グリコ」のようなスキー場なのです。
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五竜岳、鹿島槍ヶ岳方面。
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リフトで上がって少し歩くと唐松岳に着きます。
そして、白馬三山。右から白馬岳、杓子岳、白馬槍ヶ岳。。
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はい、かつての山ガールIZUMIさん、全部登りました〜!
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日曜日だというのに人も少なく、広~い斜面をゆったり気ままに滑ることが出来ました。チョー気持ちいい!!

さて、翌日は朝起きると外は雪空・・・なくらいではメゲるはずも無く、2日目のスキーも鼻唄まじり。
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(この人、私じゃありませんヨ。リフトの上から撮りました。)

そうそう、昔よく「スキー講習会」に参加しました。先生方のカッコいいこと!!どの先生も体はしなやか、声はやさしさと自信に満ち、教え方は紳士的、滑る姿にはほれぼれします・・・・がランチタイムにレストランで帽子とゴーグルをとると・・あれ?こんなハズじゃあ?・・・と思うことも良くありました。
スキー場で知り合って恋人になる時は一回雪で頭を冷やした方がいいですね!

そして今日の2つ目の話。
昨日の夜遅くスキーから帰って、今夜はサントリーホールに読売交響楽団の演奏を聴きに行きました。
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入り口は新年用の飾りつけ。
宗先生も昨日までの「スキーヤー」の顔から一転して「音楽家の顔」に!
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はい、今日は一日で二度美味しい二本立てブログでした~!
# by izumihitori | 2014-01-07 23:38 | 旅行