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カテゴリ:歌・音楽( 4 )

川崎市麻生区が市制30周年を迎えました。
私の所属している麻生区文化協会では、今回発行の会報『からむし』で市制30周年にちなんだ特集を組んでいます。
初代区長、市民館館長、著名な書道家の方と並んで、おこがましくもIZUMIさん、貴重な1ページを飾らせて、いえ、埋めさせていただきました。
皆さんのお目に触れる機会も少ないと思いますので(本心は、せっかく徹夜で書いたから)、以下、同じ文章を転載します。


  『麻生と共に歩んだ音楽の道』                (声楽家)   宗 いづみ

 私がここ麻生の地に引っ越して来たのは約40年前、まだ地名に字が付き、新百合ヶ丘駅の影も形も無い頃でした。音大に入学した私は、音楽の道をまっしぐらに歩き始めました。
 やがて麻生区誕生、演奏活動一辺倒だった私にも転機が訪れます。堅苦しく思われがちなクラシック音楽をもっと身近に感じて欲しい、麻生を音楽のあふれる街にしたい、との思いが膨らみ、地域に根差した文化活動の大切さに気付いたのです。文化協会で諸先輩の先生方が目指して来たことに、やっと私も目覚めたと言うところでしょうか。
 
 まずは麻生音楽祭や麻生区合唱連盟の活動を通して、“演奏する楽しさ”、“聴く楽しさ”、“裏で支える楽しさ”をアピール。今では合唱団だけでなく、器楽団体、学校関係、オーケストラの皆さんと絶妙な連携を取り合いながら、音楽文化の向上に力を注いでいます。音楽祭20周年を記念して、私の長い間の念願だった麻生区の歌『かがやいて麻生』が出来た時の嬉しさは格別でした。
 若手音楽家を“育てる楽しさ”は「あさお芸術のまちコンサート」の立ち上げの一つの目標でもありました。こちらも年々活動の範囲を広げ、麻生にしっかりと根を張りつつあります。
 10年間務めた麻生市民館運営審議会では、文化、芸術、音楽、生涯学習に関する数々の提言をさせていただきました。
 
 個人的には、麻生老人福祉センターでコーラス講座の講師を続けて21年になります。その間の受講生は延べ4800人以上。そして、平均年齢79歳の合唱団『コーラス銀の会』を始め、4つの合唱団を指揮・指導し、その傍ら合唱曲の作詞や編曲、ミュージカルの振付などを手掛け‥‥と、どっぷりと音楽に浸った毎日です。
 また、旧姓の『吉村泉』で演奏活動も続けています。メゾソプラノ歌手として、テノールの主人と共に麻生市民館大ホールで毎年開催している『クリスマス・ホーム・コンサート』は、今年で第27回を迎えることになりました。日本各地の他、イタリア、ドイツなど海外でのコンサートも積極的に行なっています。ペルーのコンサートで沖縄民謡を方言で歌ったところ、沖縄から移住された方々に大変喜ばれたこと、また、ドイツの室内合奏団やロシアの名バス歌手の方を招いて市民館で共演したことなどは、特に心に残っています。その他、現在5つの合唱団の伴奏ピアニストを務めています。
 
 思えば私の音楽活動は麻生と共に始まり、麻生と共に歴史を刻んで来ました。麻生に音大が出来、そこここで質の高い音楽会が開かれ、いつの頃からか麻生区は“音楽の街”、“芸術のまち”と呼ばれるようになりました。長いようでアッと言う間だったこの道のりを振り返り、私は一人深い感慨に浸っています。
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・・・ってな内容でした。それにしても、なぜ私に原稿依頼??あ~、私も30周年を語るトシだってことですね。
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by izumihitori | 2012-05-22 11:51 | 歌・音楽

連想ゲーム

「魔術師」「結婚式」「浅田真央ちゃん」「三曲」・・・さて、ここから連想するのは?

1811年、ハンガリーに生まれたリストは、作曲家として有名なだけでなく、
「ピアノの魔術師」と称されるほど素晴らしいピアノの名手でした。その超絶技巧的な演奏は「指が6本ある」と噂されたそうです。

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ここはブタペストにある『リスト記念博物館』。彼はここでピアノを教えたり作曲をしていました。
なんてシックで素敵なお部屋、こんなところであのハンサムなリスト先生にピアノを習いたいわ~、と、当時若い女性にモテモテだったそうで、追っかけがいたり、コンサートで失神する人がいたりと、その人気は今のアイドル並み。

リスト愛用のピアノがこれ。
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この譜面立てはリスト自身の特注で、真ん中にはリストの像、中央上部には尊敬するベートーベン、え?両脇の像は誰かって?・・・良く分からないので話題を変えましょう。

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引き出しが鍵盤になった机。

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そして、リストの右手も展示してありました。指は5本でしたが、かなり大きな手でした。・・・でも、比べるものが無いので、これじゃあリストの手の大きさが分からないですねえ。

連想ゲームの答えは『愛の夢』でした。リストの曲の中で世界中の人々から一番愛されている曲の一つでしょう。結婚式の定番、そして今シーズンも浅田真央ちゃんはフリー演技にこの曲を選びました。

え?なぜ「三曲あさお」と関係があるんですか?・・・という方、“IZUMIひとりごと”通ですね!でも、残念でした、「三曲あさお」とは関係ありません。『愛の夢』はもともとソプラノの為に書かれた3曲から成る歌曲だったのです。

リストの生誕200年に因んで、今年の『クリスマス・コンサート』では『愛の夢』を歌うべく、今、訳詞作りに取り組んでいます。
作詞家IZUMIさん、“言葉の魔術師”と呼ばれる日をみています!
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by izumihitori | 2011-11-05 22:32 | 歌・音楽

『千鳥の曲』 奮闘記

うっかりしていましたが、クリスマス・コンサートまで、“両エコーのジョイント・コンサート”の他にもうひと山ありました!

11月19日(日)、麻生で活躍している『三曲あさお』さんの第18回定期演奏会に、麻生女声合唱団が賛助出演するのです。
歌う曲目は、童謡唱歌を4曲と『千鳥の曲』の後唄。
おととい『千鳥の曲』の女声合唱版の編曲楽譜が届きました。さあ、今度の火曜日から特訓だ~と思ってよく見ると、お琴の曲だけに馴染みの無い音の運びで、いわゆるコブシの部分も楽譜に書くとなんともフクザツ・・・とても4回位の特訓ではモノになりそうもありません。

そこで、日曜返上で、音取り用に各パートのメロディーと、お琴の伴奏に合わせて私が歌うテープを作ることにしました。

「ソプラノ テイク1」 ♪ ~ ♪ ~ うわっ、リズム間違えた!

「ソプラノ テイク2」 ♪ ~ ♪ ~ うわっ、フラット付け忘れた!

「ソプラノ テイク3」 ♪ ~ ♪ ~ うわっ、出遅れた!

「ソプラノ テイク4」 ♪ ~ ♪ ~ うわっ、「ねざ~め~」なのに「ねぎ~」って歌っちゃった!
(歌詞が手書きだったので、「ざ」と「ぎ」、分かっているのに、つい読み間違えちゃうんです。そろそろ新しい眼鏡作らなきゃ、と思うIZUMIさんでした。)

お昼前から取り掛かり、こんな具合に四苦八苦して3パートの録音が済んだのはもう日が暮れかかった午後5時、そして、いただいた楽譜が見難いのでやっぱりパソコンで楽譜を作ることにして、出来上がったのが午後10時・・・いやあ、どっぷりワモノに浸かった充実した一日でした。
麻生女声の皆さん、一緒に頑張りましょうね!

ところで、先日知り合いの方からドイツで手に入れたという、“カルーゾー”印の“のど飴”をいただきました。
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カルーゾーといえば、20世紀を代表する伝説の名テノール。美しい声と強靭なパワーを兼ね備えたカルーゾーに少しでも近づけるよう、限りあるこの“のど飴”を11月19日に使うか、12月4日に使うか、目下悩み中です。
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by izumihitori | 2011-10-17 17:45 | 歌・音楽

 17日の『愛とロマンへの旅』コンサートのアンケートに、「ジプシーの歌は、歌詞の意味が分からなかった」「日本語で歌って欲しかった」との意見がいくつか寄せられました。
ちょっと待った~っ!

 ピアノ曲にしろ、シンフォニーにしろ、器楽の曲には言葉なんて付いていないじゃありませんか。題名さえ「交響曲第○番」とか「ピアノトリオ第○番」とか味気ないものが多い・・・それでも聴く時は「音」を「楽」しんでますよね。
 原語の歌を聴く時も同じだと思います。そりゃあ、意味が分かったらまた違った聴き方が出来るかもしれませんが、様々な言葉の変化を音色の多彩さだと思って自分なりの空想の世界を広げて楽しむ、こんな聴き方も素敵だと思いませんか?

 『ジプシーの歌』全8曲は、ハンガリーのジプシーたちに伝わる独特のメロディーとリズムに影響を受けたブラームスが55歳の時に作曲した歌曲集です。
内容は、と言えば「恋人のここが好き」だの、「失恋して川のほとりで泣いている」だの、たいして深刻でないものばかり・・・茶の湯や俳句的な“ワビ”“サビ”なんてこれっぽっちもありません。また、オペラのようなストーリー展開もありません。
そんな曲だからこそ、単純に「音」を「楽」しんでみてはいかが?・・・と、コンサートが終わってしまってから言ってももう遅い!?

 ところで、“たいして深刻でない”歌詞の中に、♪~「ケチュケメートには可愛い娘がたくさんいるよ、さあ、行って花嫁を探そう!」というクダリがあります。ケチュケメートはハンガリー大草原の中にある美しい村だそうです。私は行ったことが無いので、代わりにハンガリー中部の小さな村、ホーロックーに住むバローツ人のオバちゃんと撮ったお気に入りの1枚をどうぞ。
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同じハンガリーに住む少数民族でも、“ジプシー”というと憂いを帯びたエキゾチックなイメージですが、この“バローツ”のオバちゃんは明るくて気さくな愛すべきオバちゃんでした。
そして、ここホーロックーはとても小さい村、しかも目につくのはオバちゃんばかりなので“花嫁”はそう簡単には見つかりそうもありません。
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by izumihitori | 2011-09-26 00:35 | 歌・音楽